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医療用と同じ成分を配合
(ランソプラゾール)
1日1錠で24時間効果が持続

胸やけ、胃もたれ、胃の痛み。症状が異なるこれらの胃の不調には、実は胃酸という共通の存在が関わっています。
胃酸とは、胃の壁細胞にある「プロトンポンプ」から分泌される酸のことです。
※イメージ図
胃酸は胃の中を酸性に保つことで、消化を助けたり、胃の中に入ってきた菌を殺菌したりする大切な役割を果たしています。
一方で、胃酸が胃の不調を引き起こす原因になる場合もあります。例えば、胃酸が食道へ逆流すると起こるのが、胸やけです。
胃酸の主な成分は塩酸という、非常に強い酸性の液体です。そのままでは胃の粘膜も傷つけてしまうため、胃は胃酸と一緒に粘液を分泌し、胃の粘膜を保護しています。
なお、粘液は食道からも分泌されています。しかし食道が出す粘液は胃の粘液と異なり、胃酸に弱い性質です。何らかの原因で食道に胃酸が逆流すると、食道の粘膜が刺激され、胸やけが起こります。
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また胃の粘膜が、通常なら自覚症状が現れるほどではない、わずかな胃酸にも刺激を強く感じてしまう知覚過敏のような状態になっていると、胃酸による刺激を強く感じ、胃の痛みや胃もたれなどの症状が現れます。
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さらに、胃の後に続く消化器官である十二指腸へと胃酸が流入すると、十二指腸の運動が妨げられ、胃もたれや胃痛の症状につながることもあります。
このような胃の不調が続くと、食事や睡眠などの普段の生活にも影響が出てしまいます。
タケプロンsは、PPI(プロトンポンプ阻害薬)という薬に該当します。PPIは今まで医療機関で処方される薬でしたが、タケプロンsは、医療用と同じ有効成分「ランソプラゾール」を配合した初めての市販薬(スイッチOTC医薬品)です。
このランソプラゾールは、胃の壁細胞に存在していて胃酸を分泌する最終段階である「プロトンポンプ」に作用し、胸やけ・胃もたれ・胃の痛みといった胃の不調を改善します。
プロトンポンプそのものの働きを妨げるため、胃酸の分泌を強力に抑え、長時間効果を発揮するのが特徴です。
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タケプロンsのように、 胃酸分泌を抑えるPPI以外にも、胃の不快な症状を抑える薬はあります。ここでは、PPI以外の市販の胃腸薬成分と作用のメカニズムについて、主なものをご紹介します。
ヒスタミンH2受容体は、ヒスタミンと結合することで、プロトンポンプを活性化して胃酸の分泌を促します。この働きをブロックし、胃酸の分泌を初期段階で抑えるのが、ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)です。
ただし、プロトンポンプを活性化する物質はヒスタミン以外にもあります。プロトンポンプそのものの働きを抑えるPPIとは、胃酸分泌を抑える仕組みが異なります。
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胃酸の分泌を抑制するアプローチではなく、分泌された胃酸を中和して、胃酸による刺激を弱める成分です。
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胃の粘膜を保護することで、胃酸による刺激から胃を守るタイプの成分の薬も、使用されています。
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胃の消化機能を助け、食べすぎや飲みすぎなどによる消化不良を和らげるのが、消化酵素成分です。
タンパク質を消化する「胃酸」・胃酸によってタンパク質消化酵素であるペプシンに変化する「ペプシノーゲン」・胃の粘膜を守る「胃粘液」。この3つは胃液を構成する主な成分ですが、その助けとなって、消化を促します。
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このように、市販の胃腸薬には多くの種類があり、それぞれ異なるアプローチで胃の不調を和らげる仕組みとなっています。
タケプロンsは、胃酸分泌の最終段階であるプロトンポンプを阻害し、胃酸分泌を強力に抑えることで、胸やけや胃もたれ、胃痛に効果を発揮します。ご自身の症状や状況に沿って、適したものを選ぶことが大切です。
タケプロンsのメカニズムについて