は
胸やけ・胃もたれ・胃の痛みといった
胃の不調でお悩みの方に適した
「口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)」
の製品です。

口腔内崩壊錠とは、口の中ですばやく崩壊し、水なしまたは少量の水で服用できる錠剤のことです。
タケプロンsは、口の中ですばやく崩壊する口腔内崩壊錠の製品です。
口の中で崩壊後、速やかに胃を通過し、腸から体内に吸収されるよう、有効成分を小さい細粒としコーティングして製剤化する技術を使用しています。
口腔内崩壊錠の良さについて
一般的な飲み薬の場合、食べ物と同様に、食道から胃・腸へ行き、吸収されて、さらに肝臓へ運ばれます。その大部分はそのまま血液中に入り、血管を通って、疾患のある部位へ届けられます。
タケプロンsはプロトンポンプ阻害薬(PPI)※1 と呼ばれる薬で、腸から体内に吸収された後、胃の壁細胞にあるプロトンポンプ(胃酸分泌を担う最終段階)を抑えることで、胃酸分泌を強力に抑制します。
※イメージ図
PPI製品の多くは胃酸に不安定な性質があり、胃酸によってすぐに活性化されて、その後すぐに壊れてしまうという性質があります。プロトンポンプは、胃の粘膜の壁細胞の中にあるため、そこに到達する前に胃酸に出合わないようにしなくてはなりません。
そのため、PPI製品の多くは胃の中で溶けず、腸で溶ける“腸溶性製剤”となっています。
腸で溶けて体内に吸収されるPPIが、薬の効果を発揮するためには、胃から腸へ速やかに移行することが大切になります。
※イメージ図
胸やけ・胃もたれ・胃の痛みといった胃の不調では、「胃酸分泌過多」や「胃酸の逆流」のほか、胃の内容物を十二指腸に送り出す機能=“胃排出能の低下”が原因となることがあります。
これにより、食べ物が胃に長時間滞留することで胃もたれや胃の痛みの症状が、胃酸の逆流防止機能が障害されることで胸やけの症状が現れることがあります。
※イメージ図
胃の不調に使用するPPI製剤は、腸で溶ける腸溶性製剤のため、「胃酸分泌」「胃酸の逆流」に対してケアできることに加え、「胃排出能の低下」にも考慮した製剤が望ましいと言えます。
胃の出口(幽門:ゆうもん)は普段はとても狭く、わずかな隙間から細かくした内容物を徐々に腸に送り出しています。また、直径2ミリ以上の胃内容物や一般的な錠剤は、空腹時に起こる強い胃の収縮運動が起こるまで、胃の中に留まり、なかなか腸まで到達しません。
タケプロンsに含まれる腸溶性細粒は、直径約0.3ミリと小さい細粒なので、口の中で崩壊後、速やかに胃を通過。胃の運動に左右されず、胃から腸へと速やかに移行します。
こうした胃の働きを考慮して、タケプロンsは有効成分をおよそ0.3ミリの小さい細粒としコーティングした腸溶性細粒を含む、口腔内崩壊錠としているのです。
胃の不調時にも速やかに胃を通過し、腸から吸収され、胃酸を強力に抑えることで効果を発揮します。