このお薬を使う前に、
確認すべきこと

次の人は、このお薬を服用することができません。
ご質問がありましたら医師または薬剤師にご相談ください。
- このお薬またはこのお薬の成分(ランソプラゾール)により、アレルギー症状を起こしたことがある。
-
このお薬を服用することで、再度アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
-
次の医薬品を服用している。
HIV感染症治療薬
・アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩 -
このお薬の服用により、上記成分を配合した治療薬の作用が弱まる可能性があります。
-
次の医薬品を服用している。
他の胃腸薬、テオフィリンを含有する内服薬(鎮咳去痰薬、乗物酔い薬)、酸化マグネシウムを含有する内服薬(便秘薬等)
-
このお薬または上記のお薬の作用を強めたり弱めたりする可能性があります。
- 授乳中である。
- このお薬の成分が母乳中に移行する可能性があります。

次の人は、このお薬を服用することができない場合がありますので、
医師または薬剤師にご相談ください。
- 医師の治療を受けている。
-
このお薬を服用することで、治療や処方薬の効果に影響を及ぼす可能性があります。
- 妊娠している、または妊娠していると思われる。
-
このお薬の服用による安全性が確立されていません。
- 高齢者である。
-
このお薬の作用が強まる可能性があります。
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある。
-
このお薬を服用することで、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
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次の症状がある
原因不明の体重減少、持続性の胃痛・腹痛
-
原因に思わぬ病気が隠れている可能性があります。
- 次の診断を受けた。
-
肝臓病
このお薬の作用が強まる可能性があります。
胃・十二指腸潰瘍治療で処方されているお薬が、このお薬の成分やはたらきと重複する可能性があります。
フェニルケトン尿症このお薬は添加物にアスパルテームを使用しています。アスパルテームはフェニルアラニン化合物の矯味剤であるため、フェニルケトン尿症(=フェニルアラニンの代謝異常症)の診断を受けた人は注意が必要です。
服用中に気をつけなければ
ならないこと

服用に際しては次のことを必ず守ってください。
-
他のプロトンポンプ阻害薬の使用期間も合わせて2週間を超えて続けて服用しないでください。
(重大な消化器疾患を見過ごすおそれがありますので、医師の診察を受けてください。)
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2週間服用しても症状が残る場合は、胃や食道、十二指腸など消化器に思わぬ病気が隠れていることがありますので、継続して服用せず医療機関を受診してください。
- 3日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この資料または添付文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
-
別の疾患が原因である可能性があります。

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、
直ちに服用を中止し、添付文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
関係部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ、水疱 |
消化器 | 腹部膨満感、便秘、下痢、血便、下血、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、味覚異常、口内炎、舌炎、口のかわき、飲み込みにくい・胸やけ・嘔吐・口腔内白斑(カンジダ感染症が疑われる) |
精神神経系 | 頭痛、うつ状態、不眠、めまい、眠気、ふるえ、けいれん、一時的にボーっとする、意識の低下、気を失う |
循環器 | 動悸 |
その他 | 発熱、女性化乳房、むくみ、からだがだるい、舌・口唇のしびれ感、手足のしびれ、筋肉痛、脱毛、脱力感、関節痛、目のかすみ、顔や手足の筋肉がぴくつく、手足の筋肉が硬直しガクガクとふるえる |

このお薬の服用で、まれに重篤な副作用が起こることがあります。
下記の症状があらわれた場合は直ちに服用を中止して医師の診療を受けてください。
症状の名称 | 症状 |
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ショック (アナフィラキシー) |
服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。 |
皮膚粘膜眼症候群 (スティーブンス・ジョンソン症候群)、 中毒性表皮壊死融解症 |
高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。 |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 |
間質性肺炎 | 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 |
腎障害 | 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。 |
血液障害 | 発熱、さむけ、のどの痛み、鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、頭が重い、動悸、息切れ、体がだるい、めまい、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる等があらわれる。 |
視力障害 | 文字や形がみえにくい、視野の異常等があらわれる。 |